Internet Explorer 6/7/8/9 の脆弱性の修正について(MS11-050)
- RIS会員の皆様へ -
いつもお世話になっております。こちらはリウコム・インターネット・サービスです。平素よりRISサービスをご利用いただき、 誠にありがとうございます。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構より「Internet Explorer の脆弱性の修正について(MS11-050)」に関する注意喚起の掲載されておりますので、皆様にご案内させていただきます。
概要
日本マイクロソフト社の Internet Explorer にリモートからコード(命令)が実行される等の脆弱性が存在します。(2530548)(MS11-050)
(1)MIME スニッフィングの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2011-1246
(2)リンク プロパティの処理のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1250
(3)DOM 操作のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1251
(4)toStaticHTML の情報漏えいの脆弱性 - CVE-2011-1252
(5)ドラッグ アンド ドロップのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1254
(6)Time 要素のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1255
(7)DOM の変更のメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1256
(8)ドラッグ アンド ドロップの情報漏えいの脆弱性 - CVE-2011-1258
(9)レイアウトのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1260
(10)選択オブジェクトのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1261
(11)HTTP リダイレクトのメモリ破損の脆弱性 - CVE-2011-1262
このうち (6) の脆弱性を悪用した攻撃が確認されているようです。この脆弱性は、Internet Explorer のメモリ管理の処理に存在します。攻撃者は、この脆弱性を悪用した攻撃コードを埋め込んだウェブサイトを作成し、利用者を誘導します。利用者が Internet Explorer でそのウェブサイトを閲覧した場合、コンピュータを攻撃者により制御される恐れがあります。このため、対象となる Internet Explorer の利用者は、(1)から(11)の脆弱性の修正を含む MS11-050 を至急適用してください。
※詳細は、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構より「Internet Explorer の脆弱性の修正について(MS11-050)」をご覧ください。
対象
Windows XP 以降の以下の Internet Explorer が対象です。
- Internet Explorer 6
- Internet Explorer 7
- Internet Explorer 8
- Internet Explorer 9
対策
マイクロソフト社から提供されている修正プログラムを適用して下さい。
修正プログラムの適用方法には、Microsoft Update による一括修正の方法と、個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールする方法があります。
対策 | |
Microsoft Update による一括修正方法 | Windows Updateで更新プログラムを確認・インストール |
個別の修正プログラムをダウンロードしてインストールする方法 |
下記のマイクロソフト社のページより、修正プログラムをダウンロードしてインストールします。 |
※日本マイクロソフト社から提供される情報もご参照ください
http://www.microsoft.com/japan/security/bulletins/MS11-050e.mspx
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS11-050.mspx
※詳細は、IPA 独立行政法人 情報処理推進機構より「Internet Explorer の脆弱性の修正について(MS11-050)」をご覧ください。